WORKS / Fashion
ルールマラン(Lourmarin) MELROSE CO., LTD.
ルールマランは、南フランスに実在する村の名前。
その優しい空気をまといながらもこだわりと洗練さを合わせ持ったブランド。
リ・ブランド時のロゴ、毎シーズンのカタログ制作、キービジュアル制作に携わる。
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個性を違和感に、変換する。
アパレルブランドは、世の中に本当に、たくさん存在している。
その中でも個性を際立たせ、成功しているのは、本当に一握りのブランド。
それは、アパレルという業態だからこそ、どうしてもそう成らざるを得ない。
ブランドの個性だけを強くするということは、
その個性と合致する狭いターゲット(消費者)だけを見れば良い。
その戦略は、単価の設定が難しいアパレルにおいて非常に難しい。
勿論、そこを目指すブランドは存分に個性を前面に押し出せば良いが、
もう少し広くリーチしたいのであれば、少し個性を抑える必要がある。
つまり、
①ブランドの個性。
②ターゲットからの共感。
これをどう見極め、絶妙なバランスをどう組み上げるのか?
というのが、非常に大事なポイント。
正直にいうと、商品の個性やポテンシャルは、
アパレルにおいては特に
商品を見せて、羽織って貰うことで完全に伝わる。
だからこそ、コミュニケーションでは、
ブランドの持つ個性をビジュアルでの違和感に変換する。
違和感とはターゲットの個性をくすぐること。
そのくすぐり方が、広ければ、
ブランドを知りたいと思うターゲットも増える。
コミュニケーションでデザインがするべき事は、
いかにターゲットを「入口」に誘導して、「扉」を叩かせること。
アパレルコミュニケーションデザインでは、これこそ重要だと言える。